『YourSong』感想①YourSong
お久しぶりです、りらです!
前回の『LastMermaid…』の感想の記事からずいぶんと経ってしまいましたが…
9/30に待望の28枚目のシングル『YourSong』が発売されましたね!
今回も早速個人的な感想を綴っていけたらと思いますので、よろしければお付き合いくださいませ。
◆YourSong
作詞:小倉しんこうさん
作曲:小倉しんこうさん 辻村有記さん
編曲:石塚知生さん
小倉さんは、セブンくんの『花えがお』の作曲編曲、JUMPの『愛のシュビドゥバ』の作詞作曲者様でもあります。
石塚さんはJUMPの曲をここには書ききれないくらいたくさん編曲されている御方ですね…!
辻村さんも最近のJUMPの楽曲ではおなじみの御方です。
このクレジットを始めて見たときは、もう安定のお三方だなーと。
この楽曲は山田くんが主演のドラマ「キワドい2人-K2-」の主題歌!
わたしが初めてこの楽曲を聴いたときは、申し上げにくいのですが、正直ドラマとのギャップがすごくありました…
ドラマは刑事もので、ちょっとコメディっぽくて、時にハラハラするような作品なのに、『YourSong』、めちゃくちゃハートウォーミングな楽曲じゃありませんか?
でも後々ドラマを毎週観たりこの楽曲をよく聴きこむと、「神崎と黒木のバディ間の愛」にぴったりだなと思ったり。そもそもドラマのエンディングにはバッチリな曲調ですよね。なので今では違和感は全くありません…!
歌詞について。
わたしはこの楽曲の一番の見せ所は歌詞だと思っております。
というか個人的に歌詞がめっちゃ好きなだけです。笑
今世間は新型コロナウイルスでいろいろなことが制限されており、以前と同じような生活ができない人ばかりだと思います。
そんな中、弱ってしまっているわたしたちの心にそっと寄り添ってくれる優しさが感じられます。
歌について。
わたしが大大大好きなフレーズは3か所!
⭐️0:10~ 山田くんソロパート
”HELLO FRIENDS” 涙は終わりの合図じゃない
明日に繋がる 虹の架け橋
イントロがピアノとストリングスのみなのですが、低音域をスパッとカットする効果がかかっており、高音域が目立つアレンジになっています。
なので、イントロはどこか遠く、ぼんやりした輪郭になっております。
そこにこの山田くんの歌い出し。
ピントが合わないぼやーっとした風景に、スっと山田くんが現れて、温かく手を差し伸べてくれるような印象があります。
歌のテクニックがピカイチな山田くんですが、ここは歌のテクニックで魅せているというよりも、歌にのせている感情がとても優しいんです。
壊れそうな脆いものを、壊れないように大事に大事にくるんでくれているような歌い方。
特に『虹の架けは【し】』の【し】の部分のビブラートのかけ方!
山田くんがよく使っているビブラートのかけ方が、「後半にかけて徐々に波を細かくしていく」という手法があるのですが…
ちょっと文字だけの説明じゃわかりにくいので図にしてみました。
図にしてもわかりにくいかもしれないんですけど…(表現が乏しくて申し訳ないです…)
このピンクの帯が【レ】の音で、赤い線が山田くんの声として見ていただきたいのです。
ビブラートは音の高い・低い・を交互に繰り返すことによって作るものなのですが、後半になるにかけて細かく揺らしてくれる歌い方に心を持っていかれます。
この図はちょっと極端に書いたのですが、実際はもっと細かい波を出していそうです。
薮くんもビブラートの神だと思っているのですが、いつか語りたいです…(薮くんは高速型です…最高…)
そしてもう一つ大好きな場所!
⭐️1:58~ 有岡くん&髙木くんパート
【有岡くん】話なら聞くよ
【有岡くん&髙木くん】好きな曲 好きな人 どんなことでもいい
この部分はまず曲のアレンジとして、サビからAメロへの戻り方が気持ちいいところが好きです。
『YourSong』のアプローチ方法として「サビを転調させている」というものがあるのですが…
これはJ -POPのアレンジでよく使用される方法で、サビを転調させることで、サビをより強調させます。雰囲気が変わることで、「あ、ここがサビだな」ってすぐわかるのです。
転調=曲のキーが変わることです。キー=調号。
この曲でいうと、サビ以外はサビはCメジャー、ドが主人公の音階。
サビ以外はDメジャー、レが主人公の音階。
間奏までがCメジャーなのですが、有岡くんの歌い出しで雰囲気がガラッと変わって心が持っていかれる感じ。
有岡くんの声ってどうしてこんなに聴き心地がいいんでしょうね。声質がすごく良い。
そしてそして
⭐️2:08~ 伊野尾くんソロパート
平凡な僕が役に立てるかわからないけど
はい可愛いーーー!!
ここはまず単純に1コーラス目とメロディが違うところがとても好き!
『役に立てるか~』のところですね。ちょっとメロディの数が増えているのです。
そしてこの伊野尾くんの歌い方…!!
伊野尾くんは結構歌い方に癖があるタイプだと思うんですけど、まー、可愛いのなんの…
「やくにたて【ぇ】る【ぅ】~か」のところすごくかわいくないですか… 歌を聴きながら、小さい文字が見えてくる…
伊野尾君のラ行の癖って本当に独特でずっと好きなんですけど、「R」ではなく「L」の発音に近いのかな…?
ラ行を歌っているときの口の中の形が、「L」をネイティブに発音するときのように、舌をちょっと上あごにつけている感じなのかな?と推測します。
それか、舌の長さが短い…?
いたジャンで裕翔くんの舌が長いってことはJUMPのメンバーが言ってましたけど、伊野尾くんの舌は短いのかな…?果たして…!!笑
さてこの曲において薮担の私としては語らなくてはならないことがあります。
YourSongのサビ後半でオクターブ下で歌ってるのは誰なのー!素敵!コーラスさんじゃなくてJUMPの誰かだと嬉しいな…
— りら (@melomeloqpid) 2020年8月28日
これです。コーラス問題です。
初めてYourSongをラジオで聴いた時に、サビでオクターブ下でほぼずっと主旋律と同じフレーズが入っていることに気づきました。
ツイートでは後半と言っておりますが、聴きまくったところどうやら最後の1小節(1番でいうところの「それはね 多分ね 愛だ」)以外は全て入っているようです。
但し、一番最後のサビ繰り返しの「呆れるくらいに愛を」は歌ってます。
そしてこのオク下のコーラスのほかに上ハモもずっと同じ箇所に入っています。
こんなに分厚くコーラスが入っているおかげで、サビがより一層リッチなサウンドになっています。
このコーラスの声質が、あまり浮いていない印象があったので、JUMPの誰かが歌っていてくれたら嬉しいな〜と思っていたのですが、9/30に発売された雑誌『TVガイドAlpha』の薮くん光くんのページで、以下のように薮くんが語ってくれています。
ここ最近、Hey!Say!JUMPの曲は、コーラスを自分たちの声で入れるようにしているんだよね。(中略)今回もメンバーだけで三声のハモリをしたり、1オクターブ違いのコーラスを入れたりしたんだけど、それが楽曲の厚みとして顕著に出ている1曲になった気がする。ちなみに俺はメインのメロディーのほかに、上ハモも下ハモも全部レコーディングしたんだよ。
おおおおおおおお薮くんの声だったのね…!!!
しかもこのインタビューを読む限り、レコーディング中にスタッフさんに頼まれて録ったような言い方をしていて。
さすが薮くんだな…と感心してしまいました。
薮くんはアルバム『PARADE』の『獣と薔薇』でもサビは常に上ハモを歌っているし、アルバム『DEAR.』の『Dear.』のサビも常に上ハモを歌っていますよね。
(『Dear.』は落ちサビの山田くんとのパートだけじゃなくて、全てのサビを上ハモ歌っているので、まだ知らない人は是非意識しながら聴いてほしい…)
他にも「もしかしてこの曲JUMPがコーラス?」と思ってる曲が今までもちらほらあったので、こうして薮くんが公の場で伝えてくれたことがとても嬉しかったです。
すごい個人的な見解なので違っていたりしたら申し訳ないのですが、薮くんの声質ってすごく低音域〜中音域が強いし、歌い方もめちゃくちゃ癖が強い!ってタイプではないのでコーラス映えする歌を歌う方だなと思っています。
(低音域〜中音域=音程のことではなく、声に含まれる音質の事です)
薮くんの声が入ることで低音域〜中音域の成分が足されて、歌に芯が出るようなイメージ。
テクニカルな部分だけではなくて、声質からして適役なんじゃないかなって思いました。
次回は『あなた想い』についての感想を書こうかなーと思います!!
わー、またこんなに感想が長くなってしまいました…
それではまた。ここまで読んでくれてありがとうございます!