幾千の星を君と。

薮宏太くんが好きです

『LastMermaid…』感想④U

こんにちは、りらです。

 

本日もHey! Say! JUMP27枚目のシングル、『LastMermaid…』の感想を綴っていきます!

 

今日は【通常盤】の2トラック目に収録されている『U』についての感想です。

今回超長くなってしまいました…読みにくくて申し訳ないです…

 

◆U

 

作詞作曲編曲は辻村有記さん。編曲にはA-beeさんも。

個人的に、今回のシングル曲の収録曲の中で1番大人なナンバーだと思います。

 

わたしが辻村さんのつくる曲で好きなポイントのひとつに、「明るい曲でも決して底抜けに明るくない所」があります。

「明るさ」と「暗さ」のバランスの取り方がとても絶妙。

明るさの中にもほんのりと暗さ、切なさを含めている。その暗さや切なさがとてもいい塩梅なのです。

 

この曲に関してもそれが当てはまると思うのです。(Uに関しては切なさメインだとは思うのですが…)

 

そのイメージを構築しているのが、コードワークや、音色の選び方にあると思います。

辻村さんの音楽のルーツのひとつに北欧音楽があるそうなのですが、北欧音楽からの影響がまさしくその理由にある気がします。

 

イントロのAメロのすぐ前に入るトイピアノの音が、どこか懐かしく温かな音でいいアクセントになっていて好きです。また、サビにメロトロンのような音が入っているところも浮遊感があって好きです。

 

歌詞について。

何よりもびっくりなのが、1コーラス目と2コーラス目が『全く同じ』なことです。

ジャニーズの楽曲でもJPOPでもなかなかないアプローチ!

 

「同じ歌詞を違うメンバーが歌う」ということが叶っているので、聴き比べるのも楽しいです。

 

そんなわけで歌について。ここから多分読みにくいかもです…すみません。。

 

⭐️0:26〜 知念くんパート

『分かり合えたように感じたこと嘘じゃないと言い聞かせるように』

「感じた」の【か】は「エッジボイス」というテクニックを使って歌ってます。声帯を閉じて発声する方法。

このエッジボイスのおかげで、とってもとっても大人っぽい雰囲気が出ていますね…!普段可愛らしい知念くんが、大人っぽい雰囲気を見せてくれる瞬間はいつも本当にドキドキしてしまいます。

 

⭐️2:03〜 髙木くんパート

『分かり合えたように感じたこと 嘘じゃないと言い聞かせるように』

一方2コーラス目の同じ歌詞を髙木くんはウィスパー気味で吐息をたくさん含めて歌ってくれます。

これも髙木くんらしい色っぽい表現で、すごくすごく素敵です…!

 

また、このパートでは薮くんがコーラスを重ねてくれていますね。

 

『分かり合えた【ように】

感じたこと【感じたこと】

嘘じゃないと言い聞かせるように』

 

【ように】は左側、

【感じたこと】右側から薮くんのコーラスが聴こえます。

ここのコーラスアレンジはめちゃくちゃ個人的な見解でしかないんですけど、薮くんに後ろから歌ってもらえている気がしてしまうんです。

それはこの部分の薮くんの声の処理が、高音部分と低音部分を抑えて、中音部分を目立たせる効果を掛けているせいだと思います。(ラジオボイスと言われる処理の方法です)

 

⭐️0:38〜 裕翔くんパート

『そう何度も何度も抱き合って 確かめ合う二人を照らしだした』

「裕翔くんの声はまっすぐだ」とよく言われていると思いますが、本当にその通りだなと思います。

ほどよく力を抜いた声がすっと空気に消えていくような歌声。

発声する言葉と音がそのまま胸に届いてきます。

「二人」の【り】の発音が好きです。すこし巻き舌気味の綺麗な音。

 

⭐️2:13〜 薮くんパート

『そう何度も何度も抱き合って 確かめ合う二人を照らしだした』

一方の薮くんは切なさの中にも力強さを感じる歌い方。

「【なん】ども 【なん】ども」と、アクセントを頭に置いて歌っています。薮担のわたしはここで心をギュッと掴まれてしまいます。

このアクセントの置き方によって、歌詞の内容的に薮くんは「ぎゅっ!!」と抱きしめてくれている感じが出ている気がして凄く好きなフレーズです。

 

⭐️0:50〜 有岡くんパート

『まだ明けない夜に願った』

有岡くんの「あ」の発声が好きだ。

そしていつも音源きいたりライブで生歌聴いてて思うんだけど、有岡くんは感情の込め方が丁寧なんですよ。大事に大事に歌っているのが伝わります。

あと「ね」が少し鼻にかかっているのが可愛い。

 

⭐️2:26〜 伊野尾くんパート

『まだ明けない夜に願った』

「あっけっない」とややスタッカート気味で歌っているのが可愛いですー!

可愛いけどどこか余裕のある感情の込め方が伊野尾くんらしい。

 

⭐️0:56〜 光くんパート

『まだ覚めないように願った』

光くんも歌い出しの「ま」がエッジボイスですね。

光くんのエッジボイスは知念くんのとはまた違った良さがあって、凄くセクシーなんです…!

「ねがっ【た】」の音、JUMPくんの曲にしては凄く低い音。光くんの低音めちゃくちゃイケボで震えました…

 

⭐️2:32〜 知念くんパート

『まだ覚めないように願った』

「覚め【な】いよう【に】」のしゃくりが素敵です。

「ねがっ【た】」の低音もかっこいい…かっこいい知念くんは無敵…

 

 

サビだけは歌割のバランスが1コーラス目と2コーラス目で違っていておしゃれですね…!

 

⭐️『二つの鼓動が 一人じゃダメだって「もうちょっとだけ」と わがままを言った』

1コーラス目では伊野尾くんと髙木くん、

2コーラス目では山田くんと有岡くんのユニゾンです。

 

ここの聴きどころは、1コーラスめは普通なのですが、2コーラス目ではユニゾンだけどパンニング(左右の聴こえ方のバランス)を完全に左右に振っている所。

 

要するに2コーラス目は、右側から有岡くん、左側から山田くんの歌しか聴こえない仕組みになってます。

イヤホンやヘッドホンで片耳ずつ聴いてみると面白いですよ。

 

⭐️2:54〜 裕翔くん光くんユニゾンパート

『訴えかけた言葉を  紡いだ先に広がる 満天の星が心地良かった』

ここも完全に左右にパンニングされてます。

右側が光くん、左側が裕翔くんです。

 

こういう「完全に左右にパンニングする」方法って、真ん中にいるときよりもボーカルと断然距離感が近付いている気がする錯覚が起きるんですよね。

 

満天の星が広がる夜空に3人で寝転んで、左右から耳元で歌ってもらっているような感覚。

 

⭐️1:18〜 薮くんパート

『訴えかけた言葉を  紡いだ先に広がる 満天の星が心地良かった』

「満天の星」を薮くんに歌わせてくださってありがとうございますありがとうございます…

薮くんの深みのある歌声は夜空にとても似合うんです。流星の詩も然り…

「広が【る】」のあとのブレスが色っぽくて個人的にめちゃ好きポイントです。

 

⭐️3:06〜 山田くんパート

『もう少しだけこうしていよう』

この部分、オケがほぼなくなってしまって贅沢にも山田くんの声が残る素敵アレンジなのです。

山田くんの甘い歌声を堪能できる独り占め贅沢コーナー!

 

⭐️3:06〜 有岡くんパート

『もう少しだけこうしていよう』

ここも有岡くんの歌声独り占め贅沢コーナー!

「よう」の歌い方がかわいいです。そしてそのあと「よう」だけディレイがかかっていて、左右に揺さぶられて消えていきます。ここの浮遊感がたまらないです。

 

このあと、『OK. Dance with me. Yes, Let's go(耳コピ自信なし)』という裕翔くんの台詞が入っているのですがかっこ良すぎませんか。

目を閉じると裕翔くんが手を差し伸べてくれている姿が容易に想像できてしまう…

 

(因みに1:34〜あたりにも裕翔くんの英語の台詞があるのですがわたしの英語のリスニング力が低すぎてなにを言ってるか解読できずでした。。Let's thinkかLet's singだと思うんですけど…)

 

 

⭐️3:37〜 山田くんパート

『重なり合う』

この「あう」のファルセットが綺麗すぎて腰が砕けました。山田くんのお歌は世界を救う…

 

あとはラスサビのフェイクが有岡くんだったのが凄く斬新でした。フェイクといえば山田くんや薮くんが担当することが多いんですけど、有岡くんのフェイクは曲に深みが出て凄く素敵だしこの曲にぴったりでした。

なんというかドリーミーな味付けになる感じがするんですよね…

 

なんだか長くなってしまったのですが、とにかくわたしの中でこの曲は…

浮遊感があって、夢の中なのか現実の中なのか、ふわふわと心地よく聴けるのに、歌詞や歌い方で背中をそっと押されるような曲だと思いました。たくさん聴き込めば聴き込むほどもっと味が出てくる曲な予感がするので、いっぱい聴こうと思います!

 

次回はいよいよ最後の曲、『言葉はいらない』について感想を書きたいと思います。

それではまた!